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超高速!参勤交代 コミカルなテーマとシリアスなシーンのギャップが最高。笑えてスカッとする時代劇。

超高速!参勤交代

 

公開: 2014年6月21日

配給: 松竹

監督・脚本:本木克英

キャスト:佐々木蔵之介深田恭子伊原剛志、西村雅彦、陣内孝則

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超高速!参勤交代 | ciatr[シアター]

 

【あらすじ】

 

 陸奥国磐城の小藩・湯長谷藩の藩主・内藤政醇は江戸への参勤交代を終え、帰国していた。ところが、江戸幕府老中・松平信祝に「金山の調査に不審点があるため、再び江戸に参勤せよ」という命を下された。

 

リミットは5日間と普通に江戸に向かうには到底短すぎ、また参勤したばかりの政醇にはお金もない。しかし、信祝の狙いは参勤なかった小藩・湯長谷藩を潰し、金山を手に入れること。民と藩を守るため、政醇と家来たちが江戸を目指して奮闘するが、そこには信祝の刺客たちが襲い掛かる。

 

【おちゃ的感想】

☆☆☆☆(傑作、人におすすめしたい)

 

 

 おもしろいとは聞いていたのですが、噂に違わず非常におもしろかったです。ストーリーとしては勧善懲悪で、時代劇としても楽しめる面が多かったです。時代劇だからといって敬遠している方の最初の作品としては非常におすすめできます。

 

まず概要ですが「超高速!参勤交代」というタイトルなのでコメディ色が強いのかと思いますが、意外にもきちんとアクションもありますし、感動的なシーンもあります。もちろん笑いもしっかりあるのですが、その点のギャップがあり良かったですね。典型的な勧善懲悪モノで見終わったあとにスカッとした気分になります。黒澤明監督の「七人の侍」を踏襲した内容でもあり、これが好きな方は一見の価値あります。「七人の侍」は僕の時代劇、白黒映画の観念をいい意味で打ち壊してくれた傑作でもあります。「超高速!参勤交代」を見た方はぜひ「七人の侍」を見てほしいです。

 

登場人物は西村雅彦が演じる相馬兼嗣のキャラクターが非常に良いアジ出してます。彼は藩の家老で最初は自由奔放な政醇をしっかり正す若干真面目なイメージなのですが、徐々にコミカルさが増していきます。相馬が出す知恵の数々はすべて周到でありながら、どこか馬鹿馬鹿しく、そして相馬の福島弁の独特のイントネーションが笑いをさらに誘います。しかし、いつも忠誠心を持ち、なんとかして政醇に尽くそうと精一杯なところからある種のカッコよさも垣間見えます。非常にたくさんの魅力を持つ相馬が僕は好きになりましたね。

 

またストーリーに関しても題材を参勤交代にしたことが良かったと思います。こうすることでシリアスな戦ではなく、どこまで戦ってもコミカルに見えてしまいます。また時代劇は一揆や乱、下剋上を題材にしたものが多く、ややマンネリ化していたような気がします。そこへ参勤交代の投入は斬新でした。主人公も偉人ではなく、小藩の大名で価値観も一般人に近く、感情移入しやすいです。(大儀のためというより、平和に暮らしたいというのが人間味ある)

 

とにかく何も考えず、スカッとしたいという気分の方は即鑑賞することをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ここからネタバレ~

先にも書きましたが僕は「七人の侍」が好きだったので、うまくオマージュしたこの作品も楽しめました。藩主のために命を懸けて戦う男は胸を打ちますね。

 

とくにラストの忍びとの戦いは印象的で、リズムよく斬り倒していき、爽快です。秋山のシリアスなシーンも良かったなあと思います。こそシーンがいちばん「七人の侍」っぽかった・・・。

 

あと強いて言うならお咲がもう少し活躍したらよかったかなぁとも思います。

とにかく次回作を見るのが楽しみになりました!!

 

 

※当記事はすべて筆者の一所感(あらすじ含む)なので、公式サイトと差異があることをご了承ください。またご指摘、ご意見いただければ幸いです。