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万引き家族(ネタばれなし) ただの家族じゃない。感情と行動がかい離していく家族に絆について考えさせられます。

万引き家族

公開:2018年6月8日

配給:GAGA

監督・脚本:是枝裕和

キャスト:リリー・フランキー安藤サクラ松岡茉優樹木希林

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gaga.ne.jp

【あらすじ】

日雇労働とおばあちゃんの年金、そして万引きで生計を立てる家族の話。息子の祥太は父と母のことを「おじちゃん」、「おばちゃん」と呼び、決して「父さん」、「母さん」とは呼ばない。いつも通りスーパーで万引きを成功させた治(父)と祥太は虐待に合い、家の外に締め出されていたゆりを帰り道で見つける。以前にも見かけていたゆりを不憫に思った治は彼女を家に招き入れた。家族を超えた絆がもたらすのは幸せか、それとも・・・。

第71回カンヌ国際映画祭(2018年)最高賞パルムドール受賞作

 

【おちゃ的感想】

☆☆☆☆(傑作、人におすすめしたい)

 

劇場で見てきました。

素直な感想としては月並み以下の言葉ですが、ただたたすごかったです。

是枝監督の作品は「そして父になる」が結構好きです。そこでもリリー・フランキーが同じ父親役なのですが、似ているけど本質は少し異なります。

そして父になる」ではお金はないけど子供好きで、家族との絆を何よりも大切にします。今作ではその部分は同じなのですが、犯罪を子供にさせ、目の前を生きることに精一杯で善悪の区別がなくなってしまうややシリアスな部分も持ち合わせた役でした。「生きるためなら何をやってもいい。」そんな父親に次第に不安感を抱く、祥太に感情移入してしましました。

 

愛があるから助け合う。でも、愛だけでは生きていけない。感情と行動は徐々にかい離し、ついに事件が起きてしまします。絆について強烈なメッセージが込められた映画でした。

 

序盤はやや間延びしているかなーという印象もあったのですが、圧巻だったのはラストシーンです。言葉にならないほどに複雑で、家族それぞれから見た絆と一般社会から見たそれがすべて違ったもの。誰にも理解されない個々の思いが胸に刺さります。

冒頭「すごかった」と書いたのは本当に言葉の表現ができないほど複雑な関係性に圧倒されたからであります。

 

と、ここまで偉そうに書いたんですが、ぶっちゃけラストシーンではわかりきらなかったところもあります。でも一緒に見た嫁が賢かったため(?)、謎が解け、すっきりしました。

あ~なるほど。つまりはこうです。

 

僕みたいな読解力に自信がない方は2回見ることをおすすめします。(笑)損はしないですよたぶん

 

そして脚本以外に秀逸だったのが俳優の演技力。基本ヒューマンドラマなので演技が肝になるのはもちろんなのですが、よくその関係性を表現できていました。喜びの中にも悲しみを、悲しみの中にも怒りを。難しい演技で見ごたえがあります。

特に安藤サクラがすげーです。子の母として旦那の嫁として一家の精神的支柱として気強い女性であり続けます。

 

以上の理由からパルムドール作品は不満要素なく、程よい余韻を残す傑作だと思いました。

 

 

 

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ついでにもう一つ見どころをいうと松岡茉優の隠れた腹筋にほれぼれします。(笑)

モー娘。一時加入でがんばったのかなーと推測されます。(笑)

 

 

※当記事はすべて筆者の一所感(あらすじ含む)なので、公式サイトと差異があることをご了承ください。またご指摘、ご意見いただければ幸いです。